「道民の森月形地区学習キャンプ場」の簡易レポとカマボコテントミニ初張り

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札幌から車で1時間ちょっと北上すると当別町と月形町にかけて「道民の森」という広大な面積を有する森林レクリエーション施設が現れます。

 

森林公園として国内最大である道民の森は非常に広大で敷地内にキャンプ場がいくつかありますが、今回はその中でも比較的こじんまりとした月形地区学習キャンプ場で一泊キャンプを決行。

 

「道民の森月形地区学習キャンプ場」の簡易レポートとともに、僕らにとっての新幕であるDODのカマボコテントミニについて書いてきます。

 

目次

道民の森月形地区学習キャンプ場

まずは軽く道民の森についての説明を。

公式サイトはこちら(https://www.dominno-mori.org/index.html)

 

道民の森は「森に集う・森に学ぶ・森に遊ぶ」をテーマにした森林総合利用施設として運営されています。

ザックリ言えば様々なレクリエーションやアクティビティを通じて自然体験ができるスポットですね。

 

所在地はこちら。

 

道民の森はグーグルマップから分かる通りかなり広いです。

そのため「○○地区」といった具合で地区分けされています。

具体的には

  • 青山ダム地区
  • 神居尻地区
  • 牧場南地区
  • 一番川地区
  • 青山中央地区
  • 月形地区
合計6地区。
この中でキャンプ場があるのは赤文字の神居尻地区、一番川地区、月形地区です。
今回は道民の森の中でも札幌寄りで比較的行きやすい月形地区でキャンプしてきました。

 

このキャンプ場を選んだ理由

僕らは当初、月形町にある偕楽公園キャンプ場(かいらくこうえん)でキャンプを予定していました(http://kairakukoen.com/camp/)

 

このキャンプ場は札幌から車で1時間くらいで料金も清掃費として1人200円とリーズナブル。またペットと一緒に遊ぶこともできて、近くには温泉もあり、月形町の中心部から近いので買い物なども便利です。立地的に自然の中でのキャンプという感じは無いですが今回はそれでも良かったのです。

というのも、初めてキャンプに飼い猫を連れて行くから。ただお出掛けにはまだ慣れておらず、遠方だと何かと大変になると予想できたので札幌から1時間程度の近場でキャンプ場を探した結果、偕楽公園になりました。

 

出発日は用事があったので午後からの出発。現地に着いたのが16時半でした。普通ならキャンプ場に着くにしてはちょっと遅い時間です。

 

そして予想外の混雑っぷり。

画像はイメージです

 

遠くからキャンプ場が見えた時、ちょっと嫌な予感はしていました。あれ、なんかすごいテント張ってあるんだけど、これ張る場所あるのか、ってね。

このまま引き返すわけにもいかないので念のため受付の方に相談してみます。

「一応テント張れるスペースは奥の方にちょっとあるけど、どうします?実際にみてからでもいいですよ」

と言われたのでひとまず見て回ってから判断することに。

 

場内を一周しましたが思ったよりもスペースが無く、それよりも人の多さに辟易しちゃいます。ねこを連れているので隣が近かったら迷惑になるかもしれない。という理由によりここでのキャンプはやめることに。完全に下調べ不足…。

困った僕らはキャンプ情報誌から良さそうなキャンプ場を必死に探します。あんまり遠いと飼い猫がストレスを感じるので出来るだけ近場で。

 

そうして候補にあがったのが道民の森月形地区学習キャンプ場でした。ナビによると現在位置から車で30分ほどです。

すでに時間は17時を回っています。万が一があったら嫌なので混み具合の確認と受付可能かどうかを兼ねて管理センターへ電話してみることに。

するとどうやら区画サイトのキャンプ場らしく、この日は7組来ているとの事。全部で25床あるので余裕です。ここなら猫がいても適度な距離を取れるはずなので一安心して向かうことにしました。

 

月形学習キャンプ場の基本情報

名称:道民の森月形地区学習キャンプ場
開設時期:5月1日〜10月31日(変動あり)
チェックイン:14時~
チェックアウト:12時30分まで
料金:1,500円(1張り)
所在地:樺戸郡月形町字北郷
予約:利用日の3ヶ月前より受付(ネット予約有
問い合わせ先:陶芸館
TEL:0126-53-2355
*情報は記事執筆時点です
道民の森にあるキャンプ場で唯一ペットの同伴がOK
売店はありません。自動販売機なら陶芸館前にあり。

 

キャンプ場受付

駐車場は広いので停める場所が無い、ということは無さそう。

こちらが駐車場。停まっている車は先にキャンプサイトにいる宿泊者のもの。学習キャンプ場は区画サイトですがオートキャンプ場では無いので車の乗り入れが禁止されていて、キャンプ中はここに車を置くことになります。

 

受付である陶芸館

受け付けは駐車場に隣接しているこちらの陶芸館にて。必要事項を記入し係員の説明を受けます。

月形地区学習キャンプ場は25床の区画が設けられていていますが、この日は7張しかいなかったので空いている区画を選べることに(繁忙期はもしかしたらこちらで選べないかもしれないので注意)

サイト配置図をいただきました。

クシャクシャですいませんw

この配置図を参考にその場で適当に決めてもいいですが、ここはやっぱり自分の目で見てから判断したい。ということで下見をすることに。

 

 

駐車場からキャンプ場まではこのような砂利道が続いています

下見の為、駐車場の奥に見える砂利道から車でキャンプサイトに向かいます。

 

到着。

駐車場からキャンプサイト入口付近まで車は乗り入れできますがここから先には入れません。今回のように区画サイトの下見や車からの荷物の積み下ろし以外は駐車も禁止。数は多くありませんがリヤカーや一輪車が置いてあります。

ちなみにここへは駐車場から車で30秒もかかりません。

 

早速車から降りて奥へと各区画を見て回ります。手前側はすでにファミリーキャンパーが3グループくらい居て、あとは程よい距離感で離れていたので邪魔にならなそうな位置に決めました。

イイ感じの場所を見つけたら区画ごとに番号付きの木杭が打ってあるので、写真を撮っておくなどして番号を控え、再度受付に戻り正式に申し込みをします。

1床分の料金1,500円を支払い、利用札を貰いこれで受付完了です。

 

先ほどのリヤカーがある場所で荷物を下ろし、車を駐車場に置いてやっとキャンプサイトに入れます。

このキャンプ場は車の乗り入れ不可なので、下見を含めると最低2往復しなければいけないので人によっては面倒だと感じるかもしれませんね。

 

キャンプサイト

左手前の建物はバーベキュー棟

 

キャンプサイトは全体が芝生でところどころ木々があり中央には小川が流れています。広々としたキャンプ場ではありませんが縦長で自然景観が美しいキャンプサイトだなというのが初めてみた時の印象。

 

 

キャンプ場中央を蛇行している黒塗りが川です

炭窯沢川という小さな川によって、ちょうど下流部分(1~12)と上流部分(13~25)でキャンプサイトが分けられた形状をしていますね。

小さな川なので日中は気づきませんでしたが夜に焚き火を終える頃、上流側はそれなりに川の音がうるさいかなと感じたので神経質な方は注意が必要です。

 

左が炊事場、右がトイレ棟

 

トイレと炊事場はともに中央1か所のみ。サイト自体そこまでの広さが無いので中央1か所でも特別不便には思いませんでした。

トイレ棟はきちんと男女別で車椅子対応トイレもあってそれなりに清潔に保たれています。

 

さて、僕らはキャンプサイトの中央寄りの上流側であるこちらの区画を選びました。

番号のついた木杭の奥のスペースが僕らの区画。テント床7m×7mとなっていますが数字よりもう少し狭いような気がします(測ったわけではないので気持ちの問題です)

テント床部分が少し盛り上がっているので大型のテントやスクリーンを併設する場合は考えないと傾斜で設営しにくいかもしれません。

 

新幕のカマボコテントミニのデビュー戦

今までテントは「コールマンのツーリングドームLX」、タープは「ヘキサライト2」を使ってきましたが、キャンプを重ねていくうちにフルクローズできるリビング空間が欲しいという思いが出てきました。

理由としては

  • 簡単にリビングスペースをつくれるタープの解放感は素晴らしいけど、風が吹き抜けていくので風が強い日は正直ゆっくりくつろげない
  • 雨天時の耐水性は高いけど隙間から風に乗って雨が侵入してくるので完全に遮断したい
  • 夜間就寝時にテーブルやイスなどを仕舞うスペースが無いので盗難やいたずらが心配

そういったこともありスクリーンタープのようなものが欲しかったところ、DODからカマボコテントのミニバージョンがタイミングよく数量限定で発売する情報をゲット。

カマボコテントは超が付くほどの人気で一瞬にして売り切れてしまうとのことでしたが、僕もどうしても欲しかったので通販サイト(この時は通販先着順でした)に張り付きなんとか買うことが出来ました。

 

カマボコテントミニで実際に1泊してみて、これは買って良かったなと大満足の結果に。

 

簡単に紹介しますね。

 

フルクローズの状態

カマボコテントはいわゆるトンネル型と呼ばれていてフォルムが特徴的です。

 

インナーテントを取り付ける前の状態

テント内はその構造から壁面が垂直に近いため室内空間が広く感じられますね。

この大きな空間に就寝用のインナーテントを取付けて残った空間をリビングとして使います。

僕が買ったのはカマボコテント“ミニ”ですが奥行は5mほど、カマボコテント2はなんと6.4m。

広い。というかデカイ。

 

インナーテントは床面積250×250なので2人で使うとかなり広い

このようにインナーテントをつけてもリビングスペースが2.5m×2.5mあるので荷物も置けて快適です。

 

カマボコテントのようなトンネル型テントは設営も非常に簡単、というか単純で素晴らしい。

とまあ、個人的には大満足の買い物だったわけですがここでは書ききれないのでいずれカマボコテントミニのレビュー記事を作成する予定です。

 

就寝

キャンプレポのつもりでしたが設営が終わる頃にはすっかり暗くなっていたので、いきなりで恐縮ですがご飯を食べて就寝です。

 

翌朝

夜中、飼い猫をインナーテント内に放し飼いしていたらまだ子供なので寂しいのかにゃーにゃー鳴きながら寝ている僕らの顔の周りをグルグル。

おかげで満足に眠れなかった…そのせいか過去一番の寝坊となりました。

 

朝ごはんはいつも通りホットサンドと来る途中で買ってきたお芋でキャンプでは初めての焼き芋に挑戦します。

 

アルミホイルに包んで焚き火の中に突っ込む。横着して大きいままの薪を燃やしていますが今考えるとちゃんと薪割すればよかったですw

 

頃合いを見て救い出します。

うまくできた。

皮が焦げちゃいましたが中身はホクホクでおいしい。スーパーの安い芋でもこのできなら毎回やりたいくらいです。

 

お腹いっぱいになったところで朝は曇っていた空も気づけば晴れていいお天気に。

 

チェックアウトの12時半までダラダラと過ごし名残惜しくも撤収しました。

 

月形学習キャンプ場の補足情報

奥にはバンガローもある

 

学習キャンプ場のさらに奥、つまり上流側にはバンガローが並んだサイトもあります。

陶芸館のある駐車場から山側に専用の道路が繋がっているのでそちらから行くことが可能です。

キャンプサイトからその道路を走る車が見えるのですが結構利用者が多い印象を受けました。5月といえども北海道の夜は普通に冷えるので(この日は手元の温度計で4度くらいまで下がりました)バンガローを利用して寒さから身を守るのも有りですね。

 

携帯電話・スマホの電波が無い

相方が驚いていましたが学習キャンプ場は携帯の電波がほとんど届きません。

au回線は大丈夫らしいですが、ドコモの僕たちのスマホは確かに電波状況が良くなかった。

ただ、全く不通というわけではなく3G回線にはなるもののツイッタ―やネットサーフィンは出来ました。場所によっては電波が届きづらいエリアもあるので注意。

 

売店は無いので買い忘れに気を付ける

受付の陶芸館には売店がありません。買い忘れがあったとしても一番近いスーパーが月形町内のAコープ。片道30分程なので往復1時間ロスします。

一応、陶芸館の外に自動販売機はあるので飲料水を忘れてもこれで凌げます。

あと月形学習キャンプ場は生ごみ以外は持ち帰りなのでゴミ袋の持参もお忘れなく。

 

周辺情報

前述のとおり、一番近いスーパーが月形町のAコープ。

温泉施設は車で30分程の月形温泉ゆりかごがあります。

http://www.town.tsukigata.hokkaido.jp/3178.htm

 

陶芸館にもシャワーがありますがこちらは夜の8時までで1回20分300円となっていました。ボイラー完備なのでちゃんとお湯は出ます。

 

 

まとめ

道民の森月形地区学習キャンプ場を利用してみた感想。

 

キャンプサイトはキャンプ場における必要最小限の設備ながらも個人的に不便だと感じることはありませんでした。時折バンガローへと出入りする車の走行音以外は人工的な音源が無く自然そのもの。帰り際なんて鳶がキャンプサイトを優雅に飛んでいましたよ。

この静かで穏やかな自然の中、ペットと共に(ここ重要)過ごせるいいキャンプ場だと感じました。

 

ちょっと気になったところとして、区画サイトなので仕方ないですが、区画と区画の距離が結構近いと感じた点。

 

道民の森のキャンプ場の中では一番小さいですがその分ヒッソリ感があるので個人的にはすっかり気に入りました。

 

おすすめできるキャンプ場です。

 

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