こんにちは。100均で買った炭が笑えないくらい使い物にならず、釣った魚が生焼けで涙目になったことがある、まーく(@mark_zerocamp)です。
さて、BBQやキャンプでは必須ともいえる「炭」
お店で炭を買うとき、初心者だと必要な量がわからないうえ、足りないよりはマシということでついつい買いすぎてしまうものです。

買ったはいいけど思ったより余っちゃった
こんな感じで使いきれなかった炭は次の機会まで取っておこうと思うものの、意外と困るのが保管について。
ほとんどの場合、購入時のダンボールや紙袋に入れっぱなしというパターンでしょう。
でもちょっと待ってください。それだと保管方法としては不十分ですよ!
炭は空気中の水分を吸収しやすいので間違った保管方法だと湿気を吸着し、着火した際に爆跳(ばくちょう)しやすくなります。そうなると炭が目に飛んできたり運悪くテントに飛んで穴が開いたりとリスクが!

じゃあどうやって保管すればいいんだ??
この問題を解決するアイテムが、車庫の整理をしていた時にたまたま見つけた洗車用のバケツでした。
これが木炭の保管と持ち運びにめちゃくちゃ合うアイテムだったのでご紹介します。
覚えておきたい炭の性質
まずは炭の特徴をおさらい。
炭は正しい保管をしていれば使用期限は無く、何年でも使えます。
しかし、空気中の水分や臭気などさまざまな成分を吸着する性質があるので保管する際には密閉させないといけません。
炭が水分を含んだ状態で加熱すると中の水蒸気が急激に膨張しパーンと爆ぜる爆跳と呼ばれる現象が起きて危険です。
一度、吸湿してしまった水分はほとんど放出されないので保管方法を間違えないことが大切になります。
・炭には空気中の成分を吸着する性質がある
・炭が水分を吸着すると爆跳しやすくなる
・爆跳は高温の炭が爆ぜる現象なので危険
実際に洗車用バケツに炭を入れてみた
さて、炭の保管は意外と気を遣う必要があるのがわかったところで、これらの問題を解決してくれる「洗車用バケツ」を紹介します。
こちらが今回使用した洗車用バケツ。3年くらい前に買いました。
洗車用バケツはいろんなメーカーから出ていますが、別になんでもいいです。個人的にはこのタイプの形状のものがおすすめ。
ご覧のとおりフタ部分に足型のマークがあって、人が上に乗ることが想定されているほど頑丈です。
ちなみに炭はホームセンターのオガ備長炭。火付はちょっとだけ大変だけどかなり火持ちが良く、燃焼時間など総合的に考えるとコスパに優れているので愛用しています。
炭を入れる前に適当なビニール袋を装着します。
理由として、バケツの内側の汚れ防止のほかにビニール袋を使うことで炭が空気に触れて湿気を吸着するリスクを減らすためです。
また、ビニール袋に炭をいれておけば洗車で使いたくなった時、袋ごと取り出せて洗車バケツとしてすぐに使える、というメリットもあります。
実際に炭を入れていきます。
オガ備長炭は成形炭なので割れてしまって長さの違いはありますが径が均一なので、適当に入れてもある程度は整列してくれて楽ちん。
隙間をキレイに埋めるために小さく割ったりしてなんとか全部入れることが出来ました。炭は5kgと箱に書いてありますがもともと2~3回分つかっているのでおそらく3kg~4kgぐらい入ったと思われます。
これでフタを閉じれば使えますがもう一工夫。
このままだと見栄えが良くないのではみ出した袋をキレイにします。ザックリとハサミで切るだけでOK。切りすぎると炭を袋ごと取り出すときにこぼれるので切り過ぎ注意です。
完了。かなりスッキリしました。
元の大きさと比較。高さは出てしまいますが全体的にコンパクトになりましたね。
洗車用バケツが炭の保管におすすめな理由
湿気を寄せ付けない密閉状態で保管できる
炭をビニールに入れたうえでバケツのフタを閉じるだけである程度の密閉が可能でしょう。ですが、フタにパッキンがついているわけではないので完全密閉ではありません。袋を二重にしてフタをする前に縛ればより完全密閉に近い状態を作れます。
使用するビニール袋も厚み(0.1mm以上)があるものなら湿気をほとんど通さないようなので長期保管もできます。
というわけで洗車用バケツは炭の保管ボックスとしてかなり優秀です。

着火剤なども一緒に保管できるので便利
持ち運びが楽になる
炭が入ったダンボールや紙袋は持ち運びしにくいので何かと不便です。
しかし洗車用バケツであれば、取っ手がついているので持ち運びがかなり楽になります。

些細なことだけど片手にそれぞれ洗車バケツとバーベキューグリルを持てるようになって便利になった。
簡易的なイスになる
フタの上に人が立つ想定がされているバケツなので当然座ってもOK。これが意外と便利です。
キャンプサイトに荷物を移動してちょっと一息つきたい時、わざわざアウトドアチェアを組み立てるのもなーって時ありますよね?このバケツがあれば座り心地は別として座って休憩することが出来るのでありがたいです。
また、座るだけでなく炭の出し入れをしない時、フタを閉じれば簡易的なラックにもミニテーブルにもなるので見た目を気にしなければ汎用性は高いです。

見た目はともかくただの炭の保管ボックスに留まらないのがイイ
頑丈・壊れない
座ったり立ったりできるので頑丈なのは当然。
ダンボールや紙袋のように使っていくうちにボロボロになりません。
元がバケツなので当たり前のことですが炭を取り出せば水を汲んだり、洗い物を入れて水場に持っていったりそこで受け皿として使ったりと汎用性が高いですね。
洗車バケツのイマイチな点
散々いいとこばかりあげましたが、唯一イマイチだなと思うことがあります。
それはデザインです。キャンプサイトにはお世辞にも合ってるとは言えません。
とは言ってもそれを上回る利便性があるので僕はこのまま使い続けます。もしオシャレな洗車バケツが見つかれば乗り換えるかもしれませんw
最後に
いかがでしたか?
炭の保管や持ち運びで悩んでいる方。おうちに洗車バケツがあれば問題解決できますよ!
かなりおすすめなので是非!!
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