焚き火を愛するキャンパーのみなさま、こんにちは。
突然ですが焚火をするために必要な「薪」の持ち運びについて、みなさんはどうしていますか?
薪って重たいしかさばるし、木屑が出るから車も汚れるしで何かと頭を悩ませますよね。
キャンプ場で買うにしろ家から持っていくにしろ、持ち運びについて悩んでいる方も多いんじゃないでしょうか。
今回はそんな悩みを解決するアイテムを紹介します!
追記:記事内で紹介している商品と現行で販売されている商品が少し変わりました。
ニトリの麻バッグが薪の持ち運びに便利
意外とアウトドアやキャンプにも使えるアイテムが揃っているニトリ。
ガーデニング売り場をうろついていたら発見したのが今回ご紹介する、
その名も『麻バッグ』です。
外観・大きさ
サイズ | 横幅40cm×奥行17cm×高さ25cm |
重量 | 約270g |
ポケット数 | 4箇所(内二つは仕切あり) |
外観は当たり前ですがめちゃくちゃ麻だなって感じがあり、触り心地もザラザラとしています。しかし、一般的に想像できる麻袋とは違い、用途がバッグであるためか“入れ物”としての剛性感を感じられしっかりしている印象を受けます。逆に言えばしなやかさはあまりない感じです。
大きさは数字でみるとそうでもないですが、薪を入れてみると少し小さく感じるかもしれません。横幅が40cmなので長めの薪だとはみ出てしまう恐れがあるので注意。
とにかく丈夫
麻バッグの主な素材は麻の中でもジュートと呼ばれるもの。
麻はその使われる用途から想像できる通りとても丈夫で多少乱暴に扱っても大丈夫です。
日本ではまだあまり見かけませんが、焼却処分しても有害な物質は一切出ない等環境に大変優しく、 しかも強くて丈夫なので、世界各国ではショッピングバッグとして広く利用されています。
また、穀物や砂糖を入れるジュートバッグとしても使用されています。
日本麻紡績協会より引用
薪は束になると結構な重みがありますが、麻であれば破れることもなさそうですね。
内側がコーティングされていて薪が濡れない
ニトリの麻バッグがただの麻袋だったならば僕は買いませんでした。
じゃあなぜ買ったのか?
それは麻バッグの内側がコーティングされていたからです。
外側はいかにもジュート(麻)バッグの見た目をしていますが、内側はこのようにツルツルしたコーティングが施されています。分かりにくいですが反射で白っぽくなっているのが分かるでしょうか。このように内側が全面コーティングされています。
このコーティングのおかげで外からの湿気を寄せ付けません。キャンプサイトに置いたままどれだけ朝露が出ようが地面から湿気が襲ってこようが中の薪は濡れません。

ためしに外側から水をかけてみたけどまったく浸水してこなかった!
麻バッグのおかげで薪が湿気るんじゃないかという心配が無くなりました。
また、麻バッグの中の木屑などが外にこぼれる心配もかなり薄いので車も汚れません。
4つのポケットで焚き火アイテムや小物を収納
麻バッグには外側すべてにポケットがあり、そのうち長い方の面のポケットは仕切り付きです。
僕はこのポケットにうちわや火ばさみなどの焚き火や火起こしに関連する小物を入れています。深さはそこまで無いので重くて長いものをいれるのには向かないかもしれません。
また、薪をたくさん入れるとポケットの空間が狭くなるので、小物入れ程度に捉えるといいでしょう。
取っ手がついているので片手で持てる
バッグなので当たり前ですが、取っ手がついているので片手で持てます。
これがキャンプだとかなり便利で、車に積む・降ろす、キャンプサイトに持っていく、サイト内で移動させる。このように薪を移動する機会って意外と多いのですがその都度両手をフリーにしないと運べないのは正直めんどうです。
しかし、麻バッグであれば取っ手が付いているので片手で楽に持ち運び出来てとても自由度が増します。
ただし、取っ手とバッグのつなぎの強度は気になるところ。この辺りは知りたい人も多いはずなので継続的に使用してから再度追記します。
追記:延べ20回以上キャンプで使用しましたが今のところ取っ手の強度に問題は無し。
デザインがアウトドアにマッチしてる
麻バッグはガーデニングアイテムなだけにアウトドアな雰囲気とマッチしたデザインです。
ワイルドな感じが好きな人には少しかわいらしすぎるデザインと感じるかもしれませんが…。僕は気に入っています。
安い
税込599円と買いやすい(2018年時点)
万が一破損させても安いのが嬉しいですね。
注意点とココが惜しいと思った点
いいことばかりの麻バッグですが、素材の観点から注意しなければいけないことがあります。
想像できるかと思いますが麻バッグの素材であるジュート繊維の毛羽は導火線にも使われるくらいなので、燃えやすく焚き火のすぐ近くに置くのは避けた方がいいです。
あと惜しいなと思ったこと。
サイズがすこし小さいのは否めないです。
満杯に薪をいれれば一晩くらいは僕の焚き火スタイルなら持つのですが、それ以上焚き火をしたいとなるとキャンプ場に薪が売っていない場合や、寒くて暖を取る為に消費が激しかった場合は足りなくなります。なのでもう一回りくらい大きいサイズの麻バッグがあればよかったなと思います。
それと車に積むことを考えるとこのように新聞紙か何かでフタをすると木屑が車内に落ちるのを軽減できるのでお試しください。
これは要望ですが大きいサイズの麻バッグがでたらボタンやバックルで口を留めれるとさらに便利になるのでニトリさんお願いします。
まとめ
ニトリの麻バッグ、どうでしたか?
安いのになかなかの実用性で薪の収納に困っている方にはおすすめです。
注意してほしいのがそこまで麻バッグが大きくないので、焚き火をするにしても満杯に入れてせいぜい一晩~二晩程度を目安にしておく必要があること。
それでも安さや使い勝手の良さを考えると薪をダンボールに入れておくくらいなら買って損は無いと思いますよ。
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